概要
長い内容を前後に移動しながら対話的に閲覧できます。大きなログや設定ファイルを端末で読む時の定番です。
基本構文
less [オプション]... [ファイル]...詳細解説
lessは、長いファイルを端末上で少しずつ読むためのページャーです。catのように一気に流さず、前後移動、検索、行番号表示などを使いながら読み進められます。
大きなログ、設定ファイル、差分出力の確認では特に有用です。起動後の操作も重要で、スペースで次画面、bで前画面、/で検索、qで終了という基本を体で覚えると日常作業が速くなります。
内容を変更する道具ではないため、読むことに集中できます。tail -fの代わりになる追尾機能もありますが、常時監視にはtail -fのほうが素直なこともあります。
このコマンドを使う場面
長いファイルを読みたい時、検索しながらログを追いたい時、差分やコマンド出力を端末で落ち着いて確認したい時に使います。
まず安全に試す方法
1. seq 1 100 > big.txt
2. less big.txt
3. /50で検索
4. qで終了
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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seqで作った長いファイルをlessで開き、検索と終了操作を試します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.03.2 フィルタを使ったテキストストリームの処理根拠: officiallessは、テキスト処理系の基本フィルタとしてLinuCレベル1の範囲に関わります。
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LPIC-1
範囲: 103.2 フィルタを使ったテキストストリームの処理根拠: officiallessは、LPIC-1でテキストストリームへフィルタを適用する技能と関係します。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editoriallessは、ファイル操作またはテキスト処理の基本を支えるため、試験横断の共通知識として価値があります。
実行結果サンプル
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less /etc/passwd対話表示
戻り値コード
- 0 正常終了。閲覧を終えました。
- >0 対象不存在や端末条件の問題などで起動できませんでした。
使用例
less /var/log/syslogless -N /etc/servicesjournalctl | less
よくあるエラー
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操作方法が分からず抜けられない 原因: 対話キーを覚えていません。対処: qで終了、/で検索、スペースで次画面を覚えます。
導入・互換性情報
lessはPOSIXの中核ユーティリティではありません。広く普及していますが、最小構成環境ではmoreのみのこともあります。機能差があるため、記事では基本操作を中心に説明するのが安全です。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は低いですが、機微情報を含む内容をそのまま端末や履歴へ露出させる点には注意が必要です。共有端末では画面内容にも配慮してください。
FAQ
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Q. catとの違いは何ですか。 A. catは一気に出力し、lessは対話的に閲覧できます。
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Q. ログ追尾もできますか。 A. はい。+Fや起動後のFで追尾できます。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Text Processing
- レベル: Beginner
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎