概要
XFSファイルシステムのサイズを拡張します。通常は下位デバイスを先に広げ、その後にマウント済みXFSへ適用します。
基本構文
xfs_growfs [オプション] マウントポイント詳細解説
xfs_growfsは、XFSファイルシステムを拡張するコマンドです。XFSは一般に拡張には強い一方、縮小は通常行えません。そのため、容量調整の設計段階から「あとで縮めにくい」ことを意識する必要があります。
多くの場合、XFSはマウントしたまま拡張でき、LVMやクラウドディスク拡張と組み合わせて使います。
実務では、データ領域やログ領域の拡張で非常によく使われます。どのマウントポイントへ適用するかを取り違えないことが重要です。
このコマンドを使う場面
XFSファイルシステムの容量を増やしたい時、LVMやクラウドディスク拡張後にファイルシステムを追随させたい時に使います。
まず安全に試す方法
1. 下位デバイスやLVを先に拡張する
2. findmntで対象マウントポイントを確認する
3. xfs_growfs -d /mountpoint
4. df -hで結果を確認する
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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findmntとdf -hを使い、どこへ適用するかを見極めます。
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設計段階で考慮すべき理由を説明します。
資格試験との関連
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LinuC レベル2
範囲: 実務的なストレージ構成根拠: editorialxfs_growfsはLinuCレベル2相当の実務的な理解を深めるのに役立ちます。
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LPIC-2
範囲: 実務的なストレージ構成根拠: editorialxfs_growfsはLPIC-2相当の構築、運用、障害対応の理解に役立ちます。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、xfs_growfsはLinux運用の基礎体力を支える重要コマンドです。
実行結果サンプル
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sudo lvextend -L +5G /dev/vgdata/lvdata sudo xfs_growfs -d /data df -h /dataFilesystem Size Used Avail Use% Mounted on ...
戻り値コード
- 0 正常終了。XFS拡張に成功しました。
- >0 対象がXFSでない、権限不足、下位容量不足などで処理できませんでした。
使用例
xfs_growfs /dataxfs_growfs -d /dataxfs_growfs -D 1048576 /data
よくあるエラー
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デバイス名を指定して失敗する 原因: 対象は通常マウントポイント指定です。対処: findmntで正しいマウントポイントを確認します。
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縮小したいが手段がない 原因: XFSは通常縮小できません。対処: 新領域へ移行する設計を検討します。
導入・互換性情報
XFS専用です。ext系には使えません。対象は通常、デバイス名ではなくマウントポイントで指定します。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は中程度です。対象を取り違えると意図しない領域を拡張し、縮小できない設計問題を抱えます。
FAQ
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Q. resize2fsのように縮小もできますか。 A. 通常はできません。XFSは拡張中心で考えるべきです。
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Q. マウントしたまま使えますか。 A. はい。多くの環境でオンライン拡張が可能です。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Storage And Filesystems
- レベル: Advanced
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル2, LPIC, LPIC-2, 共通基礎