概要
現在の作業ディレクトリを絶対パスで表示します。相対パス前提の作業で位置を見失わないための最重要確認コマンドの1つです。
基本構文
pwd
pwd -L
pwd -P詳細解説
pwdはprint working directoryの略で、現在の作業ディレクトリを表示します。Linuxの多くの操作は現在位置を基準に動くため、pwdは「今どこで作業しているか」を確認する基本手段です。
実務では、破壊的な操作の前、手順書を実行する前、相対パスでスクリプトを読む前、シンボリックリンクを含む経路での混乱を避けたい時に使います。単純ですが、事故防止に大きく効くコマンドです。
このコマンドを使う場面
今いる場所を確認したい時、相対パスでの処理前、手順書の途中確認、シンボリックリンク経由の経路差分確認に使います。
まず安全に試す方法
1. pwd
2. cd /tmp
3. pwd
4. cd -
5. pwd
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
-
cdとpwdを交互に使い、位置の変化を確実に把握します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.03.1 コマンドラインの操作根拠: officialLinuCレベル1では、コマンドライン操作やシェル環境の理解が問われます。pwdはその基礎を支える代表的なコマンドです。
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LPIC-1
範囲: 105.1 シェル環境のカスタマイズと利用根拠: officialLPIC-1では、シェル環境、変数、履歴、コマンド解決の理解が重視されます。pwdはその周辺知識と一緒に学ぶ価値が高いコマンドです。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、pwdはコマンドライン操作、手順読解、トラブルシュートの基礎体力を作る項目です。
実行結果サンプル
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pwd/home/user/project
戻り値コード
- 0 正常終了しました。
- >0 現在ディレクトリ情報の取得に失敗しました。
使用例
pwdpwd -Ppwd -L
よくあるエラー
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画面のプロンプトだけを見て作業していたら場所を取り違えた 原因: プロンプト表示が省略されていたり、実際の位置を見誤っています。対処: 重要操作の前にpwdを明示的に実行します。
導入・互換性情報
POSIXではpwdは現在ディレクトリの絶対パスを表示します。GNU coreutils版とシェル組み込み版で細かな既定値差がありえます。
- Debian GNU/Linux / 13 / Bash 5.2.37
注意点 / セキュリティリスク
pwdを省略して位置確認を怠ると、相対パス操作で別ディレクトリを対象にしてしまう危険があります。
FAQ
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Q. cdとセットで覚えるべきですか。 A. はい。cdで移動し、pwdで確認する流れは基本です。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Shell And Cli
- シェル依存: Posix Sh
- レベル: Beginner
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎