概要
マウント済みファイルシステムごとの容量と空き容量を表示します。容量不足の初動確認で定番です。
基本構文
df [オプション]... [ファイルやマウントポイント...]詳細解説
dfは、マウント済みファイルシステムごとの総容量、使用量、空き容量、使用率を表示するコマンドです。サーバーが重い、更新に失敗した、ログが増え続けている、といった場面でまず確認されます。
よく使うのは-hで人間に読みやすい単位にする形です。ファイルシステム種別を見たいなら-T、索引ノード(inode)不足も疑うなら-iを併用します。
「ディスクが空いているか」を見る道具であり、「どのディレクトリが食っているか」を調べる道具ではありません。後者はduが担当します。
このコマンドを使う場面
容量不足の初動確認、特定マウントポイントの残量確認、ファイルシステム種別の把握に使います。
まず安全に試す方法
1. df -h
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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df -hとdf -iを実行し、見ている指標の違いを確認します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.05.3 ファイルシステムの作成と管理、マウント根拠: officialLinuCレベル1では、ファイルシステム使用状況の把握が重要です。
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LPIC-1
範囲: 104.3 マウントとアンマウントの制御根拠: officialLPIC-1では、ファイルシステム状況の確認が役立ちます。
実行結果サンプル
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df -h /Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on ...
戻り値コード
- 0 正常終了。処理に成功しました。
- >0 対象不存在、権限不足、不正な引数などで処理できませんでした。
使用例
df -hdf -Tdf -idf -h /var
よくあるエラー
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空き容量はあるのに書き込めない 原因: inode不足か、別マウントの容量不足です。対処: df -iや対象ディレクトリの実マウント先を確認します。
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どのディレクトリが原因か分からない 原因: dfはファイルシステム全体を見る道具です。対処: duでディレクトリごとの消費量を調べます。
導入・互換性情報
util-linux系で広く使われます。最小構成では未導入のこともあります。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は低です。結果の読み違いや対象指定ミスを避けるため、出力意味と対象デバイスを必ず確認します。
FAQ
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Q. duとの違いは何ですか。 A. dfはファイルシステム全体、duはディレクトリ単位の使用量を見ます。
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Q. inodeとは何ですか。 A. ファイルを管理するための管理情報で、ファイル数が極端に多いと容量より先に尽きることがあります。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Storage And Filesystems
- レベル: Beginner
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎