概要
指定したaliasを削除します。ログインシェルの設定や運用環境でaliasが邪魔をする時に便利です。
基本構文
unalias [-a] 名前 ...詳細解説
unaliasは、現在のシェルに定義されたaliasを削除する組み込みです。Linuxでは、ls、cp、mv、rmなどに安全対策や色付けのためaliasが設定されていることがありますが、スクリプト検証や素の挙動確認ではこれが邪魔になることがあります。
そのような場面でunaliasを使うと、現在のシェル内だけでalias定義を解除できます。これにより、実際の組み込みや外部コマンドの挙動を確認しやすくなります。
このコマンドを使う場面
aliasが原因で予想外の動作になっている時、素のコマンド挙動を確認したい時、カスタム設定の影響を切り分けたい時に使います。
まず安全に試す方法
1. alias ll="ls -l"
2. alias ll
3. unalias ll
4. type ll
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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短いaliasを作ってからunaliasで解除し、typeで消えたことを確認します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.03.1 コマンドラインの操作根拠: officialLinuCレベル1では、コマンドライン操作やシェル環境の理解が問われます。unaliasはその基礎を支える代表的なコマンドです。
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LPIC-1
範囲: 105.1 シェル環境のカスタマイズと利用根拠: officialLPIC-1では、シェル環境、変数、履歴、コマンド解決の理解が重視されます。unaliasはその周辺知識と一緒に学ぶ価値が高いコマンドです。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、unaliasはコマンドライン操作、手順読解、トラブルシュートの基礎体力を作る項目です。
実行結果サンプル
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alias ll="ls -l" unalias ll type llbash: type: ll: not found
戻り値コード
- 0 指定したaliasを削除できました。
- >0 指定したaliasが存在しない、または処理に失敗しました。
使用例
unalias llunalias -a
よくあるエラー
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unaliasしたのに別ターミナルでは残っている 原因: unaliasは現在のシェルだけに作用します。対処: 必要なら各端末や設定ファイル側も見直します。
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unalias -a後にいつもの色付き表示が消えた 原因: 表示用aliasも含めて一括削除したためです。対処: 必要なaliasを再定義するか、新しいシェルを開き直します。
導入・互換性情報
POSIXで定義されています。主要シェルで概ね共通ですが、alias自体の機能差や初期設定はシェルや配布環境で異なります。
- Debian GNU/Linux / 13 / Bash 5.2.37
注意点 / セキュリティリスク
危険度は低いですが、安全確認用のaliasまで外すと、cp -iやrm -iのような対話確認がなくなることがあります。
FAQ
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Q. unaliasは恒久的な削除ですか。 A. 通常は現在のシェルだけです。設定ファイルに残っていれば新しいシェルで再び有効になります。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Shell And Cli
- シェル依存: Posix Sh
- レベル: Basic
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎