No.086プロセスとジョブ
renice
リナイス・実行優先度変更
実行中プロセスのナイス値を変更します。数値が大きいほど優先度は下がり、小さいほど優先度は上がります。
答えよく使う形
注意危険度は中程度です。
$ sleep 300 &
ps -o pid,ni,cmd -p $!
PID NI CMD 12345 0 sleep 300
$ renice +5 -p $!
ps -o pid,ni,cmd -p $!
PID NI CMD 12345 5 sleep 300
$ renice +5 -p 1234
練習用の部屋です。何を打っても本物は変わりません。本物の Linux で続ける →
覚える順番の中でLPIC-1・61 駅め / 106
どんなコマンド?
高負荷処理を少し遠慮させたい時、長時間バッチの優先度を下げたい時、調査中に一時的な優先度調整を行いたい時に使います。
reniceは、実行中のプロセス、プロセスグループ、ユーザー単位のナイス値を変更するコマンドです。niceが起動時の優先度指定なら、reniceは動いている処理の優先度調整です。
Linuxでは、一般にナイス値が大きいほど実行優先度は低くなります。つまり「数値を上げると遠慮する」「数値を下げると優先されやすくなる」と理解すると混乱しにくくなります。
優先度を上げる方向の変更は通常、管理者権限が必要です。まずはpsやtopで現在値を確認し、負荷状況とあわせて判断します。
書き方とオプション
組み立ててみるオプションを押すと、下の1行に足されます。もう一度押すと外れます。
$ renice
使用例と実行結果
行を押すとコピーできます。
PID NI CMD 12345 0 sleep 300
PID NI CMD 12345 5 sleep 300
まず安全に試す
3分ミッション
手を動かすと覚えやすくなります。できたものに印を付けてください(この端末に残ります)。
0 / 1
つまずいたとき
-5を指定したのに拒否された
原因優先度を上げる方向の変更には管理者権限が必要なことが多いです。
こうする必要ならsudoで実行します。
数値の向きが分からなくなる
原因大きいほど優先度が低い規則を逆に覚えています。
こうするナイス値は「大きいほど遠慮する」と覚えます。
終わったときの数(戻り値)
$ echo $?
- 0正常終了。処理に成功しました。
- >0対象不存在、権限不足、不正な引数などで処理できませんでした。
気をつけることと入れ方
危険度は中程度です。重要な処理の優先度を不用意に下げると遅延の原因になり、逆に上げると他の処理を圧迫します。
環境による違い
POSIX系で概念は共通ですが、許可される範囲や権限制御は環境差があります。優先度を上げる方向の変更は通常root権限が必要です。
確かめた環境2026-04-09 に確認
よくある質問
niceとの違いは何ですか。
niceは起動時、reniceは実行中プロセスの優先度変更に使います。
優先度を上げると必ず速くなりますか。
必ずではありません。I/O待ちなどが主因なら効果は限定的です。
資格試験では
- LinuC レベル1大事103.6 プロセスの実行優先度の変更LinuCレベル1では、niceとreniceの使い分けが重要です。
- LPIC-1大事103.6 プロセス実行優先度の変更LPIC-1では、実行優先度の変更と監視が問われます。
- 共通基礎大事Linuxコマンド基礎試験横断で、reniceは負荷調整の基礎として重要です。
renice を最後まで読みました。
Linux コマンド辞典に戻る94 / 144