概要
時刻、タイムゾーン、時刻同期(NTP)状態を表示または設定します。systemd採用環境での時刻管理の中心です。
基本構文
timedatectl [オプション] [サブコマンド] [引数...]詳細解説
timedatectlは、systemd環境でシステム時刻とタイムゾーン、時刻同期状態を表示、設定するコマンドです。dateで現在時刻を見るだけでは分からない、時刻同期(NTP)状態の有無やタイムゾーン設定までまとめて確認できます。
実務では、ログ時刻のずれ、証明書検証失敗、ジョブ実行時刻の混乱など、時刻まわりの不具合調査で重要です。特に status、set-timezone、set-ntp の三つをよく使います。
このコマンドを使う場面
時刻ずれ調査、タイムゾーン設定、NTP状態確認、初期構築時の時刻設定に使います。
まず安全に試す方法
1. timedatectl status
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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timedatectl statusを実行し、タイムゾーンとNTP状態を読み取ります。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.09.1 システム時刻の管理根拠: officialLinuCレベル1では、timedatectlによる時刻管理が出題範囲に含まれます。
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LPIC-1
範囲: 108.1 システム時刻の管理根拠: officialLPIC-1では、時刻、タイムゾーン、同期の基礎理解が求められます。
実行結果サンプル
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timedatectl statusLocal time / Universal time / Time zone / NTP service など
戻り値コード
- 0 正常終了。処理に成功しました。
- >0 対象不存在、権限不足、不正な引数などで処理できませんでした。
使用例
timedatectl statustimedatectl list-timezones | grep Tokyo | head
よくあるエラー
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ログの時刻が想定と違う 原因: タイムゾーン設定か同期状態がずれています。対処: timedatectl statusでタイムゾーンとNTP状態を確認します。
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手動設定してもまた時刻が変わる 原因: NTP同期が有効で自動修正されています。対処: set-ntpの状態を見直します。
導入・互換性情報
systemd採用環境向けです。非systemd環境では同名の手順が存在しないか、別の仕組みを使います。
注意点 / セキュリティリスク
systemd採用環境が前提です。運用中システムでの設定変更や停止は影響範囲を確認してから行います。
FAQ
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Q. dateと何が違いますか。 A. dateは時刻表示と簡易設定が中心ですが、timedatectlはタイムゾーンや同期状態まで含めて管理しやすい点が違います。
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Q. タイムゾーンだけ変えたい時はどうしますか。 A. timedatectl set-timezone で変更します。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Systemd And Services
- レベル: Practical
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎