概要
ファイルシステムをマウントします。現在のマウント状況表示にも使えます。
基本構文
mount [オプション]... [デバイス] [マウントポイント]詳細解説
mountは、デバイスやファイルシステムをディレクトリへ接続し、その内容を利用できるようにするコマンドです。Linuxでは、接続先のディレクトリを通してストレージへアクセスします。
実務では、新しいディスクの利用開始、検証用イメージの一時接続、/etc/fstab設定の検証、現在のマウント状況確認に使います。一意識別子(UUID)やラベルで指定すると、デバイス名変化へ強くなります。
誤ったマウント先や書き込み可能設定は事故につながるため、対象デバイス、ファイルシステム種別、読み書き可否を必ず確認します。
このコマンドを使う場面
新しいファイルシステムの利用開始、/etc/fstab検証、現在のマウント状況確認に使います。
まず安全に試す方法
1. mount
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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mountとfindmntを実行し、表示の違いを確認します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.05.3 ファイルシステムの作成と管理、マウント根拠: officialLinuCレベル1では、マウントとfstabの理解が重要です。
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LPIC-1
範囲: 104.3 マウントとアンマウントの制御根拠: officialLPIC-1では、手動マウントと自動マウント設定が主要知識範囲です。
実行結果サンプル
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mount | head現在のマウント一覧 -
sudo mount -o ro /dev/sdb1 /mnt/dataエラーがなければマウント完了
戻り値コード
- 0 正常終了。処理に成功しました。
- >0 対象不存在、権限不足、不正な引数などで処理できませんでした。
使用例
mountsudo mount /dev/sdb1 /mnt/datasudo mount -a
よくあるエラー
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wrong fs typeやbad superblockと出る 原因: ファイルシステム種別不一致、破損、対象誤りが考えられます。対処: lsblk -fやblkidで種別を確認し、必要ならfsckを検討します。
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マウントしたはずの内容が見えない 原因: 別のマウントポイントを見ているか、既に上書き表示されています。対処: mount、findmnt、pwdで接続先を確認します。
導入・互換性情報
util-linux系で広く使われます。systemdマウントユニットとの関係も意識すると実務で役立ちます。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は中です。結果の読み違いや対象指定ミスを避けるため、出力意味と対象デバイスを必ず確認します。
FAQ
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Q. UUID指定の利点は何ですか。 A. デバイス名が変わっても同じファイルシステムを指しやすい点です。
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Q. mount -aは安全ですか。 A. 便利ですが、/etc/fstab全体へ影響します。編集直後は内容をよく確認します。
関連用語
- Linux
- カーネル
- ブート
- ブートローダー
- GRUB
- initramfs
- initrd
- mount unit
- automount unit
- ファイルシステム
- VFS
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- SMB/CIFS
- iSCSI
- Fibre Channel
- block storage
- file storage
- USB
参照リンク
- カテゴリー: Storage And Filesystems
- レベル: Basic
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎