概要
ディスクの区画作成、削除、サイズ変更、表示を行います。GPTとMBRの両方を扱え、対話型と非対話型の両方で使えます。
基本構文
parted [オプション] デバイス [コマンド [引数...]]詳細解説
partedは、ディスクの区画テーブルを扱うコマンドです。GPTとMBRの両方を扱え、fdiskよりも大容量ディスクやスクリプト用途へ向く場面があります。
区画テーブルを変更すると、その後に見えるデバイス構成自体が変わるため、作業の影響は大きくなります。
実務では、新規ディスクの初期化、GPT作成、区画の切り出し、既存構成の確認で使います。変更後はpartprobeや再読込、必要ならmkfsまで含めて手順を考える必要があります。
このコマンドを使う場面
新規ディスクを初期化する時、GPTで区画を切る時、区画情報を確認する時に使います。
まず安全に試す方法
1. truncate -s 256M disk.img
2. sudo losetup -fP disk.img
3. sudo parted /dev/loopX print
4. sudo parted /dev/loopX mklabel gpt
5. sudo parted /dev/loopX mkpart primary ext4 1MiB 100%
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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表示だけ行い、モデル名や区画テーブル種別を読む練習をします。
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検証用ループデバイスでmklabelとmkpartの流れを確認します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: ストレージとファイルシステムの基本根拠: editorialpartedはLinuCレベル1相当の理解を深めるのに役立つコマンドです。
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LinuC レベル2
範囲: 実務的なストレージ構成根拠: editorialpartedはLinuCレベル2相当の実務的な理解を深めるのに役立ちます。
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LPIC-1
範囲: ストレージとファイルシステムの基本根拠: editorialpartedはLPIC-1相当の基本事項を整理するのに有効です。
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LPIC-2
範囲: 実務的なストレージ構成根拠: editorialpartedはLPIC-2相当の構築、運用、障害対応の理解に役立ちます。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、partedはLinux運用の基礎体力を支える重要コマンドです。
実行結果サンプル
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parted -s /dev/loopX mklabel gpt parted -s /dev/loopX mkpart primary ext4 1MiB 100% parted /dev/loopX printPartition Table: gpt Number Start End Size ...
戻り値コード
- 0 正常終了。表示または区画操作に成功しました。
- >0 対象不存在、権限不足、使用中ディスク、引数不正などで処理できませんでした。
使用例
parted /dev/sdb printparted -s /dev/sdb mklabel gptparted -s /dev/sdb mkpart primary ext4 1MiB 100%parted /dev/sdb unit MiB print
よくあるエラー
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意図しないディスクを編集しそうになる 原因: lsblkで対象確認をせず作業しています。対処: 容量、型番、既存マウントを確認します。
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作成後に新しい区画が見えない 原因: カーネルが区画テーブルを再読込していません。対処: partprobeや再接続の要否を確認します。
導入・互換性情報
GPTとMBRの扱い、最適化境界、名前付き区画の対応などで環境差があります。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は非常に高いです。区画の削除や再作成は、その区画上のファイルシステムやデータへ直接影響します。
FAQ
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Q. fdiskとどちらを使うべきですか。 A. どちらでも作業できる場面はありますが、GPTやスクリプト処理ではpartedが便利なことがあります。
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Q. partedだけでファイルシステムも作れますか。 A. 区画作成までは行えますが、通常はその後にmkfsでファイルシステムを作ります。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Storage And Filesystems
- レベル: Practical
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LinuC レベル2, LPIC, LPIC-1, LPIC-2, 共通基礎