概要
区画テーブルの変更をカーネルへ再認識させます。partedやfdiskの後に、再起動せず新しい区画を見せたい時に使います。
基本構文
partprobe [オプション] [デバイス...]詳細解説
partprobeは、ディスクの区画テーブルが変わったことをカーネルへ知らせ、再読込を促すコマンドです。区画を追加、削除、変更した直後に、OS側が新しい構成をまだ把握していないことがあります。
この再読込が成功すると、新しい区画デバイスが見えるようになったり、後続のmkfsやmountが進められるようになります。
ただし、使用中デバイスでは再読込できないことがあります。その場合はunmountや再起動、デバイスの再接続が必要になることもあります。
このコマンドを使う場面
partedやfdiskで区画を変更した直後に、新しい構成を再起動なしで認識させたい時に使います。
まず安全に試す方法
1. sudo parted -s /dev/loopX mklabel gpt
2. sudo parted -s /dev/loopX mkpart primary ext4 1MiB 100%
3. sudo partprobe /dev/loopX
4. lsblk /dev/loopX
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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変更前後でlsblkの見え方が変わるか観察します。
資格試験との関連
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LinuC レベル2
範囲: 実務的なストレージ構成根拠: editorialpartprobeはLinuCレベル2相当の実務的な理解を深めるのに役立ちます。
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LPIC-2
範囲: 実務的なストレージ構成根拠: editorialpartprobeはLPIC-2相当の構築、運用、障害対応の理解に役立ちます。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、partprobeはLinux運用の基礎体力を支える重要コマンドです。
実行結果サンプル
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sudo partprobe /dev/loopX lsblk /dev/loopXloopX └─loopXp1 ...
戻り値コード
- 0 正常終了。再読込要求を処理しました。
- >0 権限不足、対象不存在、使用中デバイスなどで再読込できませんでした。
使用例
partprobe /dev/sdbpartprobe -s /dev/sdbpartprobe
よくあるエラー
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区画を作ったのにデバイスが見えない 原因: カーネルが区画テーブルをまだ再読込していません。対処: partprobeを実行し、必要なら再接続や再起動も検討します。
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partprobeしても変わらない 原因: 対象が使用中で再読込できないか、別の層で保持されています。対処: mount、LVM、RAID、多重パスの使用状況を確認します。
導入・互換性情報
GNU Parted由来の道具であり、環境によってはblockdev --rereadptなど別手段も併用されます。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は低いですが、使用中デバイスへ無理に再読込を期待すると誤解の原因になります。変更が反映されたかはlsblkやfdisk -lで確認してください。
FAQ
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Q. partprobeだけで区画を作れますか。 A. できません。区画の作成や変更はpartedやfdiskで行い、partprobeは再読込を助けます。
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Q. 毎回必要ですか。 A. 変更後にすぐ認識させたい時は有効ですが、環境によっては自動反映されることもあります。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Storage And Filesystems
- レベル: Practical
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル2, LPIC, LPIC-2, 共通基礎