概要
アドレス、リンク、経路、近隣情報などを扱います。Linuxの現代的なネットワーク管理の中心です。
基本構文
ip [オプション] オブジェクト コマンド詳細解説
ipは、アドレス、リンク、経路、近隣情報などを統一的な書式で扱うコマンドです。現代のLinuxでは、ifconfigやrouteに代わる中核的な道具として位置付けられます。
状態確認だけでなく、アドレス追加、リンク有効化、経路設定も行えるため、見る操作と変える操作を区別して扱うことが重要です。
実務では、まずip -br addrやip routeで現状確認し、変更が必要な時だけsudoで設定操作へ進むと安全です。
このコマンドを使う場面
IPアドレス確認、経路確認、リンク状態確認、一時的なネットワーク設定変更に使います。
まず安全に試す方法
1. ip -br addr
2. ip link show
3. ip route
4. ip neigh
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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インターフェース名、状態、アドレスを素早く読めるようにします。
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show系は安全、addやdelは危険であることを意識します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: ネットワーク確認と接続の基本根拠: editorialipはLinuCレベル1相当の理解を深めるのに役立つコマンドです。
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LPIC-1
範囲: ネットワーク確認と接続の基本根拠: editorialipはLPIC-1相当の基本事項を整理するのに有効です。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、ipはLinux運用の基礎体力を支える重要コマンドです。
実行結果サンプル
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ip -br addr ip routelo UNKNOWN 127.0.0.1/8 ... eth0 UP 192.0.2.10/24 ...
戻り値コード
- 0 正常終了。表示または設定変更に成功しました。
- >0 権限不足、対象不存在、不正な構文などで処理できませんでした。
使用例
ip -br addrip link showip routeip addr add 192.0.2.10/24 dev eth0
よくあるエラー
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遠隔作業中に通信が切れた 原因: アドレスや経路を変更して管理経路を失いました。対処: 変更前に戻し手順を用意し、可能ならコンソール経由で作業します。
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設定したのに再起動後へ残らない 原因: 一時的な実行時設定だけを変更しました。対処: NetworkManagerやディストリビューションの永続設定方法へ反映します。
導入・互換性情報
iproute2系の実装が前提です。NetworkManager管理下では手動変更が上書きされることがあります。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は中程度です。設定変更は通信断を招くことがあり、遠隔作業中は特に慎重さが必要です。
FAQ
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Q. ifconfigの代わりに使えますか。 A. 多くの用途で使えます。現代的なLinuxではipが基本です。
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Q. 状態確認だけならsudoは必要ですか。 A. 多くの場合不要です。設定変更時に権限が必要になります。
関連用語
- NIC
- MAC address
- IP address
- IPv4
- IPv6
- subnet mask
- CIDR
- default gateway
- route
- routing table
- ARP
- NDP
- DHCP
- localhost
- loopback
- MTU
- VLAN
- bridge
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- DHCP server
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- Kubernetes
- pod
- ingress
- PXE
- netboot
- Wi-Fi
- broadcast
- multicast
- anycast
参照リンク
- カテゴリー: Networking
- レベル: Basic
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎