概要
新しいディレクトリを作成します。-pを使えば親ディレクトリもまとめて作れます。
基本構文
mkdir [オプション] ディレクトリ ...詳細解説
mkdirは、ディレクトリを新規作成する基本コマンドです。単独ディレクトリの作成だけでなく、親階層ごとまとめて作る、作成時に権限を指定する、といった使い方ができます。
実務では、作業用ディレクトリ、ログ保存先、アプリケーション用階層の準備などで頻繁に使います。特にmkdir -pは、存在していても失敗しにくく、構成管理や自動化で多用されます。
作成後の最終権限はumaskの影響を受けるため、意図通りの権限が必要な場面では-mや後続のchmodで確認します。
このコマンドを使う場面
新しい作業領域を作りたい時、階層構造をまとめて準備したい時、スクリプトで保存先を初期化したい時に使います。
まず安全に試す方法
1. mkdir demo-dir
2. mkdir -p demo/a/b
3. ls -ld demo-dir demo demo/a demo/a/b
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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mkdirで1つ作成し、ls -ldで作成結果を確認します。
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mkdir -pで複数階層を一度に作り、親子構造を確認します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.02 ファイル・ディレクトリの操作と管理根拠: officialLinuCレベル1では、基本的なファイル管理、リンク、ファイル配置と検索が主要範囲です。mkdirはその中核です。
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LPIC-1
範囲: 104.7 システムファイルの検索と正しい配置根拠: officialLPIC-1では、ファイル配置、コマンド探索、基本的なファイル操作と確認が求められます。mkdirはその土台になります。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、mkdirはコマンドライン操作、手順読解、トラブルシュートの基礎体力を作る項目です。
実行結果サンプル
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mkdir demo-dir ls -ld demo-dirdrwxr-xr-x ... demo-dir -
mkdir -p demo/a/b ls -ld demo demo/a demo/a/b各階層が表示される
戻り値コード
- 0 要求したディレクトリを作成できました。
- >0 既に存在する、親がない、権限不足などで失敗しました。
使用例
mkdir logsmkdir -p project/src/binmkdir -m 755 public
よくあるエラー
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深い階層を作ろうとしたら失敗した 原因: 親ディレクトリが存在しません。対処: mkdir -pを使います。
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作った権限が想定より狭いまたは広い 原因: umaskの影響を受けています。対処: umask確認、-m指定、必要ならchmodを追加します。
導入・互換性情報
POSIXで基本機能は定義されています。-pは広く使われますが、権限の細かい扱いはumaskと実装差も考慮が必要です。
- Debian GNU/Linux / 13 / GNU coreutils 9.7 / Bash 5.2.37
注意点 / セキュリティリスク
危険度は低いですが、意図しない場所に作成すると後続処理の保存先を誤らせます。絶対パスやpwd確認が安全です。
FAQ
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Q. mkdir -pは既に存在していても使えますか。 A. 途中の親階層が存在していても扱いやすく、自動化でよく使われます。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: File And Directory
- レベル: Beginner
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎