概要
Fedora系、RHEL系でパッケージの検索、導入、更新、削除を行う高水準ツールです。依存関係解決を含めて扱えます。
基本構文
dnf サブコマンド [引数...]詳細解説
dnfは、Fedora系やRHEL系ディストリビューションで使われる高水準のパッケージ管理コマンドです。rpmデータベースを基盤にしつつ、依存関係やリポジトリ操作を含めて扱える点が強みです。
実務では、dnf search、dnf info、dnf install、dnf remove、dnf upgradeを中心に使います。特定ファイルを提供するパッケージ調査にはdnf providesが便利です。
現行のFedora系では主流ですが、古い資料ではyum表記も多く見かけます。読み替えが必要になる場面があります。
このコマンドを使う場面
RHEL系でソフトウェア導入、更新、削除、検索、提供元調査をしたい時に使います。
まず安全に試す方法
1. dnf search nginx
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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dnf search、dnf info、dnf providesを順に試します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.04 パッケージ管理根拠: officialLinuCレベル1では、RHEL系パッケージ管理の理解が重要です。
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LPIC-1
範囲: 102.5 RPMとYUM系パッケージ管理根拠: officialLPIC-1では、dnfは認知項目として扱われます。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、dnfはRHEL系運用の基礎です。
実行結果サンプル
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dnf search rsync | head候補パッケージ一覧 -
dnf provides /usr/bin/rsync該当パッケージ名
戻り値コード
- 0 正常終了。処理に成功しました。
- >0 対象不存在、権限不足、不正な引数などで処理できませんでした。
使用例
dnf search nginxdnf info rsync | head -20sudo dnf install nginxdnf provides /usr/bin/rsync
よくあるエラー
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dnfが存在しない 原因: 古い環境や極小構成ではyum中心のことがあります。対処: 対象環境の系統とバージョンを確認します。
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削除で関係ないものまで落ちそうになる 原因: 依存関係の都合で連鎖削除が発生します。対処: 実行前の計画表示をよく確認し、必要なら保留します。
導入・互換性情報
Fedora、RHEL、AlmaLinux、Rocky Linux系で主に使います。LPIC-1ではdnfは認知項目として扱われます。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は中程度です。更新や削除は依存関係まで影響するため、何が追加、削除、更新されるかを必ず確認します。
FAQ
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Q. yumとの違いは何ですか。 A. 現行のFedora系、RHEL系ではdnfが主流です。古い資料のyumは読み替えが必要なことがあります。
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Q. rpmだけでは駄目ですか。 A. rpmは低水準寄りで、依存関係解決まで含める日常運用ではdnfが便利です。
関連用語
- ディストリビューション
- Fedora
- Red Hat Enterprise Linux
- AlmaLinux
- Rocky Linux
- LTS
- ローリングリリース
- パッケージ
- パッケージマネージャー
- リポジトリ
- 依存関係
- digital signature
- integrity
- vulnerability
- CVE
- patch
- update
- DNF
- RPM
- GPG key
- Yum
- mirror
- source package
- binary package
- package signing
- dependency resolution
- repository server
- mirror server
- package cache
参照リンク
- カテゴリー: Package Management
- レベル: Basic
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎