概要
ext2、ext3、ext4ファイルシステムのメタデータや運用設定を変更します。ラベル変更や予約率調整でよく使われます。
基本構文
tune2fs [オプション] デバイス詳細解説
tune2fsは、ext2、ext3、ext4ファイルシステムの詳細設定を調整するコマンドです。ファイルシステムを作った後でも、ラベル、予約ブロック率、自動チェックの閾値、UUIDなどを変更できます。
特にサーバー運用では、ルート用とデータ用で予約領域の意味が異なるため、-mによる予約率調整が重要です。
一方で、ext系専用コマンドであり、xfsなどには使えません。対象の種類をblkidやdumpe2fsで確認してから扱います。
このコマンドを使う場面
ext系ファイルシステムのラベル変更、予約率調整、チェック方針確認、UUID変更などに使います。
まず安全に試す方法
1. truncate -s 128M ext.img
2. mkfs -t ext4 -F ext.img
3. tune2fs -l ext.img | head
4. tune2fs -L demo ext.img
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
-
イメージファイルへext4を作り、tune2fs -Lでラベルを変えます。
-
-lで出る主要項目を抜き出して意味を整理します。
資格試験との関連
-
LinuC レベル1
範囲: ストレージとファイルシステムの基本根拠: editorialtune2fsはLinuCレベル1相当の理解を深めるのに役立つコマンドです。
-
LinuC レベル2
範囲: 実務的なストレージ構成根拠: editorialtune2fsはLinuCレベル2相当の実務的な理解を深めるのに役立ちます。
-
LPIC-1
範囲: ストレージとファイルシステムの基本根拠: editorialtune2fsはLPIC-1相当の基本事項を整理するのに有効です。
-
LPIC-2
範囲: 実務的なストレージ構成根拠: editorialtune2fsはLPIC-2相当の構築、運用、障害対応の理解に役立ちます。
-
共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、tune2fsはLinux運用の基礎体力を支える重要コマンドです。
実行結果サンプル
-
tune2fs -L demo ext.img blkid ext.imgLABEL="demo" TYPE="ext4" ...
戻り値コード
- 0 正常終了。表示または設定変更に成功しました。
- >0 対象不存在、権限不足、種類不一致などで処理できませんでした。
使用例
tune2fs -l /dev/sdb1tune2fs -L data01 /dev/sdb1tune2fs -m 1 /dev/sdb1
よくあるエラー
-
対象がext系ではなく失敗する 原因: xfsやvfatへ実行しています。対処: blkidで種類を確認し、適切なコマンドを使います。
-
予約率を下げ過ぎて運用方針と合わない 原因: 用途別の予約領域の意味を理解せず変更しました。対処: ルート用とデータ用で予約率を分けて考えます。
導入・互換性情報
ext系専用です。xfs、btrfs、vfatなどには使えません。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は中程度です。種類違いのファイルシステムへ使うと失敗し、設定値を誤ると運用方針と合わなくなります。
FAQ
-
Q. XFSにも使えますか。 A. 使えません。ext系専用です。
-
Q. -m 0にしてもよいですか。 A. データ専用領域では検討されますが、用途と運用方針を見て決めるべきです。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Storage And Filesystems
- レベル: Practical
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LinuC レベル2, LPIC, LPIC-1, LPIC-2, 共通基礎