概要
宛先までの経路を継続観察し、各ホップの損失率や遅延を表示します。
基本構文
mtr [オプション] 宛先詳細解説
mtrは、pingとtracerouteの特徴を併せ持つ診断コマンドです。宛先までの経路をたどりながら、各ホップの遅延や損失率を継続的に観察できます。
瞬間的な結果しか見えないtracerouteより、経路品質の揺れを把握しやすい点が大きな利点です。
ただし、各中継機器の応答ポリシーに影響されるため、損失表示をそのまま障害と決めつけず、最終到達性や複数地点比較も行うべきです。
このコマンドを使う場面
遅延や損失の揺れを継続観察したい時、tracerouteだけでは見えない品質変動を捉えたい時に使います。
まず安全に試す方法
1. mtr -rw -c 5 example.com
2. mtr -rw -c 5 -n example.com
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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-rw -c 5で共有しやすい出力を得ます。
実行結果サンプル
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mtr -rw -c 5 -n example.comHOST: ... Loss% Snt Last Avg Best Wrst StDev
戻り値コード
- 0 正常終了。診断結果を出力しました。
- >0 名前解決失敗、権限不足、到達不能などです。
使用例
mtr example.commtr -rw example.commtr -c 10 -n example.com
よくあるエラー
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途中の損失率だけ見て障害と判断した 原因: その機器が優先的に制限応答している可能性があります。対処: 最終ホップと終端サービスの到達性も併せて確認します。
導入・互換性情報
最小構成では未導入のことがあります。UDP、TCP、ICMPなど方式差にも注意が必要です。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は低いですが、途中ホップの損失を過大評価すると誤診断につながります。
FAQ
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Q. pingやtracerouteと何が違いますか。 A. 継続観察しながら経路品質を見られる点が特徴です。
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Q. 数字が揺れるのは正常ですか。 A. はい。ネットワーク負荷で変動するため、複数回観察して傾向を見ることが大切です。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Networking
- レベル: Practical