No.060権限と所有者
getfacl
ゲットエフエーシーエル・ACL表示
ファイルやディレクトリに設定されたACLを表示します。個別ユーザーや個別グループへの追加権限を読み解けます。
答えよく使う形
$ getfacl sample.txt
# file: sample.txt # owner: user # group: user user::rw- group::r-- other::r--
$ getfacl shared
... default:user::rwx...
$ getfacl file.txt
練習用の部屋です。何を打っても本物は変わりません。本物の Linux で続ける →
どんなコマンド?
権限トラブルの原因調査、共有ディレクトリの設定確認、ls -lだけでは説明できないアクセス可否の確認に使います。
getfaclは、ファイルやディレクトリに設定されたアクセス制御リスト(ACL)を表示するコマンドです。通常の所有者、グループ、その他の三者だけでは表しきれない、個別ユーザーや個別グループへの追加権限を確認できます。
実務では、なぜこのユーザーだけ読めるのか、なぜls -lの見た目と実効権限が違うのか、といった権限トラブルの調査で極めて役立ちます。
mask行やdefault行の意味まで読めるようになると、共有ディレクトリ運用の理解が深まります。
書き方とオプション
組み立ててみるオプションを押すと、下の1行に足されます。もう一度押すと外れます。
$ getfacl
使用例と実行結果
行を押すとコピーできます。
# file: sample.txt # owner: user # group: user user::rw- group::r-- other::r--
... default:user::rwx...
まず安全に試す
3分ミッション
手を動かすと覚えやすくなります。できたものに印を付けてください(この端末に残ります)。
0 / 2
つまずいたとき
ls -lでは問題なさそうなのにアクセスできない
原因ACLのmaskや追加エントリーが実効権限に影響しています。
こうするgetfaclで詳細を確認します。
getfaclが見つからない
原因追加パッケージに含まれ、最小構成では未導入のことがあります。
こうするaclパッケージの有無と対象環境のACL対応状況を確認します。
終わったときの数(戻り値)
$ echo $?
- 0正常終了。ACL情報を表示しました。
- >0対象不存在、権限不足、ACL非対応などで表示できませんでした。
気をつけることと入れ方
危険度は低いですが、出力の読み方を誤ると誤診断につながります。特にmaskはグループ系エントリーの実効権限上限を示します。
環境による違い
POSIX必須ではなく、ACL対応環境と追加パッケージに依存することがあります。Linuxではaclパッケージに含まれることが多いです。
確かめた環境2026-04-09 に確認
よくある質問
chmodだけ見れば十分ではないですか。
ACLが使われている環境では十分ではありません。個別ユーザーやグループへの追加権限はgetfaclで確認します。
default ACLとは何ですか。
ディレクトリ配下の新規作成物へ引き継がれる既定のACLです。
資格試験では
- LinuC レベル2大事2.11.1 Sambaの設定と管理LinuCレベル2では、Sambaや共有設定の文脈でアクセス制御リストの理解が求められ、getfaclやsetfaclが重要な補助コマンドになります。
- LPIC-2共有環境の権限制御LPIC-2では、共有や権限制御の理解を深める補助知識としてACL操作の理解が役立ちます。
- 共通基礎大事Linuxコマンド基礎
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