No.027ファイルとフォルダ

rm

アールエム・ファイル削除

知識レベル 基礎破壊的一般ユーザーで使える

ファイルやディレクトリを削除します。取り消し前提の道具ではないため、対象確認、ワイルドカード、再帰削除の扱いを正確に理解して使う必要があります。

答えよく使う形

  1. 通常ファイルを一つ削除します
  2. 再帰削除でディレクトリごと削除します
  3. 各対象の削除前に確認を求めます

危ない危険度は非常に高く、破壊的です。

visitor@goodly: ~

$ touch a b c rm a ls

b
c

$ mkdir tmpdir && touch tmpdir/x rm -r tmpdir ls

$ rm old.txt

覚える順番の中で30 コマンド・14 駅め / 30LPIC-1・12 駅め / 106

どんなコマンド?

こんなときに

不要ファイルの削除、一時ディレクトリの掃除、再生成前の成果物削除、古いバックアップの整理などで使います。人が目で確認できる範囲から順に実行し、広範囲削除は段階的に行うのが安全です。

rmは、不要になったファイルやディレクトリを削除するコマンドです。見た目上は「消す」操作ですが、実際にはディレクトリエントリから名前参照を外す動作であり、通常のデスクトップ環境のようなごみ箱を挟みません。そのため、誤操作時の影響が大きい代表的なコマンドの一つです。

特に重要なのは、ワイルドカード、再帰削除、権限、現在位置の四つです。rmそのものよりも、シェルが展開した引数が何になるかで結果が大きく変わります。たとえばrm -r *は、現在の場所で展開された全項目に対して再帰削除を行います。現在位置を誤解していると被害が広がります。

実務では、一時ファイルの掃除、古い生成物の削除、ローテーション済み成果物の整理などに使います。ただし、本番設定、ログ、マウント先、共有領域に対しては、対象確認とバックアップ方針を明確にしてから実行するべきです。安全性が最優先なら、まずlsやfindで対象を表示してから削除へ進みます。

書き方とオプション

組み立ててみるオプションを押すと、下の1行に足されます。もう一度押すと外れます。

$ rm

使用例と実行結果

行を押すとコピーできます。

b
c
通常ファイルを一つ削除します。
再帰削除でディレクトリごと削除します。

まず安全に試す

3分ミッション

手を動かすと覚えやすくなります。できたものに印を付けてください(この端末に残ります)。

0 / 2

ゲームで確かめる

つまずいたとき

rm -r *を想定外の場所で実行してしまった

原因現在位置やワイルドカード展開結果を確認せずに実行しました。

こうする実行前にpwdとecho *またはlsで対象を確認し、必要なら絶対パスを使います。

削除できると思ったが権限エラーになった

原因対象ディレクトリや親ディレクトリの権限が不足しています。

こうするls -ldで権限と所有者を確認し、必要に応じて権限昇格や所有権調整を検討します。

終わったときの数(戻り値)

$ echo $?

  • 0正常終了。指定した削除処理が完了しました。
  • >0権限不足、対象不存在、ディレクトリ削除条件不一致などで失敗しました。

気をつけることと入れ方

危ないところ

危険度は非常に高く、破壊的です。特にrm -rfは入力補完や現在位置確認を怠ると重大事故につながります。パスの最後に不要な空白やワイルドカードが混ざっていないか、マウント先を誤っていないか、必ず実行前に確認してください。

また、権限がある範囲では大量の削除を一瞬で進められるため、共有ディレクトリや自動化スクリプト内で使う時は冪等性と対象絞り込みが必須です。findと組み合わせる場合も、-printで先に確認する癖が重要です。

環境による違い

POSIXでrmは標準化されています。GNU実装では-Iや--one-file-systemなど、安全性や大規模削除向けの拡張があります。最小構成環境ではこれらの拡張が使えないことがあります。

エイリアスでrm -iを設定する運用もありますが、記事や手順書では元のrmの挙動を前提に説明するほうが安全です。環境依存の別名に頼らない運用が望まれます。

確かめた環境2026-04-09 に確認

よくある質問

rmで消したファイルは簡単に戻せますか。

通常は戻せない前提で扱うべきです。復旧可能性は環境と上書き状況に大きく依存します。

rm -rとrm -rfの違いは何ですか。

-fを付けると確認や一部警告を抑えます。事故リスクが高くなるため、必要性を明確にしたうえで使います。

資格試験では

  • LinuC レベル1大事1.02.2 基本的なファイル管理の実行rmは、LinuCレベル1の基本的なファイル管理を理解するうえで重要なコマンドです。
  • LPIC-1大事103.3 基本的なファイル管理の実行rmは、LPIC-1のファイルとディレクトリの基本操作に関わる代表的なコマンドです。
  • 共通基礎大事Linuxコマンド基礎

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