概要
gzip形式で単一ファイルを圧縮します。複数ファイルを一つにしたい時はtarと組み合わせます。
基本構文
gzip [オプション]... [ファイル]...詳細解説
gzipは、単一ファイルをgzip形式で圧縮するコマンドです。一般にgzipは速度と互換性、bzip2やxzは圧縮率に強みがあり、用途に応じて使い分けます。
既定では元ファイルを置き換えることが多いため、原本を残したい時は-kや-cを使います。複数ファイルを一つに束ねる機能はないため、その用途ではtarと組み合わせるのが基本です。
圧縮率だけでなく、処理時間、展開側の互換性、既存運用との整合性まで考えて方式を選ぶことが重要です。
このコマンドを使う場面
gzip形式で単一ファイルを圧縮したい時、圧縮済みログを作りたい時、互換性を重視して配布物や退避ファイルを作りたい時に使います。
まず安全に試す方法
1. printf "hellon" > demo.txt
2. gzip -k demo.txt
3. ls
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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-k付きで圧縮し、元ファイルと圧縮ファイルの両方が残ることを確認します。
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gzip -tで圧縮ファイルの整合性を確認します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.02.2 基本的なファイル管理の実行根拠: officialLinuCレベル1では、アーカイブ、展開、圧縮、転送を含む基本的なファイル操作が重視されます。
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LPIC-1
範囲: 103.3 Perform basic file management根拠: officialLPIC-1では、圧縮、展開、アーカイブ、転送を含む基本的なファイル管理が扱われます。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、gzipはLinux運用の基礎体力を支える重要なコマンドです。
実行結果サンプル
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printf "hellon" > demo.txt gzip -k demo.txt lsdemo.txt demo.txt.gz -
gzip -c demo.txt | wc -c数十バイト程度
戻り値コード
- 0 正常終了。処理に成功しました。
- >0 対象不存在、破損、権限不足、上書き不可などで処理できませんでした。
使用例
gzip file.txtgzip -k file.txtgzip -c file.txt > file.txt.gzgzip -t file.txt.gz
よくあるエラー
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圧縮したら元ファイルが消えた 原因: 既定では成功時に元ファイルを置き換えます。対処: 原本を残したい時は-kや-cを使います。
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展開時に破損と言われた 原因: 転送中の破損や途中作成の可能性があります。対処: -tで整合性を確認し、必要なら再取得します。
導入・互換性情報
gzip系コマンドは最小構成で未導入のことがあります。配布物や運用手順では導入有無を確認してください。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は低いですが、既定の置き換え動作を理解せず使うと原本管理で混乱します。
FAQ
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Q. gzipはxzやbzip2より常に劣りますか。 A. いいえ。圧縮率では不利なことがありますが、速度や互換性ではgzipが有利な場面も多くあります。
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Q. 複数ファイルを一つにできますか。 A. できません。複数ファイルをまとめたい時はtarと組み合わせます。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Archive And Transfer
- レベル: Basic
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎