概要
ディスクのパーティションテーブルを作成、変更、確認します。ディスク利用開始の基礎ですが、誤操作時の破壊力が高いコマンドです。
基本構文
fdisk [オプション]... [デバイス]詳細解説
fdiskは、ディスクのパーティションテーブルを対話的に操作するコマンドです。新しい領域を作る、不要領域を削除する、既存構成を確認するといった操作を行えます。
実務では、新しいディスクの初期設定、構成確認、トラブル調査で使います。ただし、書き込み確定を行うとテーブルが変更されるため、対象ディスクを誤ると既存データへ重大な影響が出ます。
まずは fdisk -l や lsblk で現状を確認し、操作対象を明確にしてから対話画面へ入るのが基本です。
このコマンドを使う場面
新しいディスクの初期設定、パーティション構成確認、復旧前の状況把握に使います。
まず安全に試す方法
1. sudo fdisk -l
2. lsblk
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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fdisk -lで既存構成を読み、いきなり書き込み画面へ入らない習慣をつけます。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.05.1 パーティションとファイルシステムの作成根拠: officialLinuCレベル1では、fdiskによる基本的なパーティション操作が重要です。
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LinuC レベル2
範囲: 2.02.1 ファイルシステムの設定とマウント根拠: officialLinuCレベル2でも、ストレージ追加時の前提知識として重要です。
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LPIC-1
範囲: 104.1 パーティションとファイルシステムの作成根拠: officialLPIC-1では、fdiskは主要なユーティリティの一つです。
実行結果サンプル
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sudo fdisk -lディスク、セクター、既存パーティション一覧
戻り値コード
- 0 正常終了。処理に成功しました。
- >0 対象不存在、権限不足、不正な引数などで処理できませんでした。
使用例
sudo fdisk -lsudo fdisk /dev/sdb
よくあるエラー
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対象ディスクを取り違えた 原因: /dev/sdXの確認が不十分です。対処: lsblkやシリアル情報を確認し、容量も照合します。
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変更後に認識が古いまま 原因: カーネルが新しいテーブルを再読込していません。対処: partprobeや再接続を検討します。
導入・互換性情報
util-linux系で広く使われます。GPTではpartedやgdiskが使われることもあり、役割分担を理解すると実務で混乱しにくくなります。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は非常に高いです。誤ったディスクを選ぶと既存パーティション構成を破壊します。
FAQ
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Q. 最初に何をすべきですか。 A. 必ずfdisk -lやlsblkで現状確認し、対象ディスクを特定します。
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Q. 書き込み確定前なら安全ですか。 A. 比較的安全ですが、対象選択や理解不足のまま進めないことが重要です。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Storage And Filesystems
- レベル: Practical
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LinuC レベル2, LPIC, LPIC-1, LPIC-2, 共通基礎