概要
対話的に実行したコマンド履歴を確認、再利用、整理します。Bashでの作業効率と追跡性を高める重要な組み込みです。
基本構文
history [件数]
history -d 履歴番号
history -c
history -a | -r | -w | -n詳細解説
historyは、対話的なシェル操作で入力したコマンドの履歴を扱うBash組み込みコマンドです。以前入力したコマンドを一覧表示し、番号で再実行したり、履歴ファイルへ保存したり、一部を削除したりできます。
実務では、以前実行した長いコマンドを再利用したい時、障害調査で自分が直前に何を打ったか確認したい時、手作業で試した処理を手順書やスクリプトへ整理したい時に便利です。
このコマンドを使う場面
以前使ったコマンドを探したい時、長いコマンドを再実行したい時、手作業の調査履歴を見直したい時に使います。
まず安全に試す方法
1. echo one
2. echo two
3. history 5
4. history -d 番号
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
-
history 10で最近の操作を確認します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.03.1 コマンドラインの操作根拠: officialLinuCレベル1では、コマンドライン操作やシェル環境の理解が問われます。historyはその基礎を支える代表的なコマンドです。
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LPIC-1
範囲: 105.1 シェル環境のカスタマイズと利用根拠: officialLPIC-1では、シェル環境、変数、履歴、コマンド解決の理解が重視されます。historyはその周辺知識と一緒に学ぶ価値が高いコマンドです。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、historyはコマンドライン操作、手順読解、トラブルシュートの基礎体力を作る項目です。
実行結果サンプル
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echo one echo two history 5... echo one ... echo two
戻り値コード
- 0 正常終了しました。
- >0 存在しない履歴番号の指定などでエラーになりました。
使用例
historyhistory 20history -d 120history -ahistory -n
よくあるエラー
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他の端末で実行した履歴が見えない 原因: 現在のシェルが履歴ファイルをまだ取り込んでいません。対処: history -nで新規分を読み込みます。
導入・互換性情報
historyはBashの履歴機能として扱うのが基本です。POSIX共通の標準コマンドとして前提にしないほうが安全です。
- Debian GNU/Linux / 13 / Bash 5.2.37
注意点 / セキュリティリスク
履歴には重要な操作痕跡や機密情報が残りえます。平文パスワードやトークンをコマンド引数へ書く運用は避けるべきです。
FAQ
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Q. historyはどのファイルへ保存されますか。 A. Bashでは通常~/.bash_historyですが、HISTFILEで変更できます。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Shell And Cli
- シェル依存: Bash
- レベル: Basic
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎