概要
先頭数行または先頭数バイトだけを表示します。ログやCSV、設定ファイルの冒頭確認に向いています。
基本構文
head [オプション]... [ファイル]...詳細解説
headは、ファイルや標準入力の先頭だけを表示する基本コマンドです。全体を読む前に構造を把握したい時に便利で、巨大ファイルでもすぐに先頭部分を確認できます。
実務では、ヘッダー行の確認、ログ形式の把握、パイプ途中の結果確認に頻出します。tailが末尾、lessがページ送り閲覧なら、headは最初の見取り図を得る道具と考えると整理しやすいです。
バイト数指定と行数指定を混同しないことが重要です。人が読むなら通常は行数指定を使います。
このコマンドを使う場面
冒頭の数行だけ見たい時、入力形式を確認したい時、パイプ途中の様子を小さく見たい時に使います。
まず安全に試す方法
1. seq 1 20 > nums.txt
2. head nums.txt
3. head -n 3 nums.txt
4. head -c 5 nums.txt
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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seqの結果にhead -n 3を適用します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.03.2 フィルタを使ったテキストストリームの処理根拠: officialheadは、テキスト処理系の基本フィルタとしてLinuCレベル1の範囲に関わります。
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LPIC-1
範囲: 103.2 フィルタを使ったテキストストリームの処理根拠: officialheadは、LPIC-1でテキストストリームへフィルタを適用する技能と関係します。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorialheadは、ファイル操作またはテキスト処理の基本を支えるため、試験横断の共通知識として価値があります。
実行結果サンプル
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seq 1 10 | head -n 31 2 3
戻り値コード
- 0 正常終了。先頭部分を出力できました。
- >0 対象不存在や読取失敗などで失敗しました。
使用例
head /etc/passwdhead -n 20 access.loghead -c 64 binary.dat
よくあるエラー
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行数のつもりで-cを使った 原因: -cはバイト数指定です。対処: 人が読む時はまず-nを使います。
導入・互換性情報
POSIXのheadは広く共通です。GNU実装では長いオプション表記が利用できます。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は低いですが、バイナリに対して-cを使うと読みづらい出力になることがあります。内容不明ならfileで種別確認を先に行います。
FAQ
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Q. tailとの違いは何ですか。 A. headは先頭、tailは末尾を表示します。
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Q. 標準入力にも使えますか。 A. はい。パイプで流れてきた入力にも使えます。
参照リンク
- カテゴリー: Text Processing
- レベル: Beginner
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎