概要
流れてきた出力を標準出力へ通しつつ、同時にファイルへ書き込みます。パイプラインの途中結果を可視化したい時にも使えます。
基本構文
tee [オプション]... [ファイル]...詳細解説
teeは、標準入力を複製して複数の出口へ流すコマンドです。典型例は『画面で見ながらファイルにも残す』使い方で、長い処理や診断結果の保存で重宝します。
実務では、コマンドの実行ログを残しつつリアルタイムに監視したい時、パイプの途中結果を一度保存したい時に役立ちます。標準出力とファイル保存を一度にこなせるため、手順の再現性が上がります。
このコマンドを使う場面
画面確認と保存を両立したい時、パイプライン途中の結果を残したい時に使います。
まず安全に試す方法
1. seq 1 5 | tee out.txt
2. cat out.txt
3. seq 6 7 | tee -a out.txt
4. cat out.txt
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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seqの出力をteeで画面表示しながらout.txtへ保存します。
資格試験との関連
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LinuC レベル1
範囲: 1.03.3 ストリーム、パイプ、リダイレクトの使用根拠: officialteeは、パイプラインを組み立てて出力を流す技能と密接に関わります。
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LPIC-1
範囲: 103.4 ストリーム、パイプ、リダイレクトの使用根拠: officialteeは、標準入力と標準出力を使って複数コマンドを連携させる技能と関係します。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorialteeは、ファイル操作またはテキスト処理の基本を支えるため、試験横断の共通知識として価値があります。
実行結果サンプル
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seq 1 3 | tee out.txt1 2 3
戻り値コード
- 0 正常終了。出力と書き込みに成功しました。
- >0 書込先の権限不足などで失敗しました。
使用例
dmesg | tee dmesg.txtcommand | tee -a run.log
よくあるエラー
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画面には見えたのにファイルが空 原因: 保存先権限やパイプライン失敗の可能性があります。対処: 終了コードと保存先権限を確認します。
導入・互換性情報
POSIXで基本機能は共通です。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は低いですが、機微情報を含む出力をteeで保存すると、そのままファイルへ残ります。保存先権限と保管方針に注意してください。
FAQ
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Q. リダイレクトとの違いは何ですか。 A. リダイレクトは片方だけですが、teeは画面表示と保存を両立できます。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Text Processing
- レベル: Basic
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル1, LPIC, LPIC-1, 共通基礎