概要
論理ボリュームのサイズを減らします。拡張と違って縮小は危険であり、通常はファイルシステム縮小との順序を厳密に守る必要があります。
基本構文
lvreduce [オプション] LVパス詳細解説
lvreduceは、LVMの論理ボリュームを縮小するコマンドです。容量不足時の拡張とは逆方向の操作であり、扱いははるかに慎重であるべきです。
多くのファイルシステムでは、論理ボリュームを先に縮小すると中のデータ領域を切り落として破損につながります。通常は、ファイルシステム側を縮小し、整合確認を行い、その後で論理ボリュームを縮小します。
実務では、容量再編、誤って大きく確保した領域の見直し、検証環境の再配分で使いますが、本番では事前バックアップが必須です。
このコマンドを使う場面
LVMの容量再配分を行う時、誤って確保したサイズを見直す時に使います。
まず安全に試す方法
1. 対象をアンマウントする
2. 必要ならファイルシステムを縮小する
3. fsckで整合確認する
4. lvreduce -tで試行する
5. 問題なければ本実行する
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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ファイルシステム、整合確認、LV縮小の順序を言えるようにします。
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-tを使う理由を整理します。
資格試験との関連
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LinuC レベル2
範囲: 実務的なストレージ構成根拠: editoriallvreduceはLinuCレベル2相当の実務的な理解を深めるのに役立ちます。
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LPIC-2
範囲: 実務的なストレージ構成根拠: editoriallvreduceはLPIC-2相当の構築、運用、障害対応の理解に役立ちます。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、lvreduceはLinux運用の基礎体力を支える重要コマンドです。
実行結果サンプル
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sudo lvreduce -t -L 20G /dev/vgdata/lvdataTEST MODE: Metadata will NOT be updated ...
戻り値コード
- 0 正常終了。論理ボリューム縮小に成功しました。
- >0 サイズ不正、使用中、ファイルシステム不整合などで処理できませんでした。
使用例
lvreduce -L 20G /dev/vgdata/lvdatalvreduce -l -25%FREE /dev/vgdata/lvdatalvreduce -t -L 20G /dev/vgdata/lvdata
よくあるエラー
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先にLVを縮小してファイルシステムが壊れた 原因: 縮小順序を誤りました。対処: 通常はファイルシステム縮小と整合確認を先に行います。
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XFSを縮小しようとして失敗する 原因: XFSは通常縮小に対応しません。対処: 作り直しや移行を含めた別手段を検討します。
導入・互換性情報
-rによるファイルシステム同時調整は対象種類や環境に依存します。xfsは通常縮小できません。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は破壊的です。順序を誤るとファイルシステム破損やデータ損失を招きます。
FAQ
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Q. lvextendと同じ感覚で使えますか。 A. 使えません。縮小は拡張よりはるかに危険です。
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Q. -rを付ければ安全ですか。 A. 補助にはなりますが、ファイルシステム種類や状態によるため無条件に安全ではありません。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Storage And Filesystems
- レベル: Advanced
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル2, LPIC, LPIC-2, 共通基礎