tee ティー

英語表記tee

日本語表記標準出力とファイルへの分岐

正式名称tee

危険度安全

What does it mean?

流れてきた出力を標準出力へ通しつつ、同時にファイルへ書き込みます。パイプラインの途中結果を可視化したい時にも使えます。

Command Quest

tee を今日の道具にする

流れてきた出力を標準出力へ通しつつ、同時にファイルへ書き込み...

$ tee [オプション]... [ファイル]...
関連用語4
次のコマンド0
FAQ1
参照3

概要

流れてきた出力を標準出力へ通しつつ、同時にファイルへ書き込みます。パイプラインの途中結果を可視化したい時にも使えます。

基本構文

tee [オプション]... [ファイル]...

詳細解説

teeは、標準入力を複製して複数の出口へ流すコマンドです。典型例は『画面で見ながらファイルにも残す』使い方で、長い処理や診断結果の保存で重宝します。

実務では、コマンドの実行ログを残しつつリアルタイムに監視したい時、パイプの途中結果を一度保存したい時に役立ちます。標準出力とファイル保存を一度にこなせるため、手順の再現性が上がります。

このコマンドを使う場面

画面確認と保存を両立したい時、パイプライン途中の結果を残したい時に使います。

まず安全に試す方法

1. seq 1 5 | tee out.txt
2. cat out.txt
3. seq 6 7 | tee -a out.txt
4. cat out.txt

3分ミッション

少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。

  1. seqの出力をteeで画面表示しながらout.txtへ保存します。

資格試験との関連

  • LinuC レベル1
    範囲: 1.03.3 ストリーム、パイプ、リダイレクトの使用
    根拠: official
    teeは、パイプラインを組み立てて出力を流す技能と密接に関わります。
  • LPIC-1
    範囲: 103.4 ストリーム、パイプ、リダイレクトの使用
    根拠: official
    teeは、標準入力と標準出力を使って複数コマンドを連携させる技能と関係します。
  • 共通基礎
    範囲: Linuxコマンド基礎
    根拠: editorial
    teeは、ファイル操作またはテキスト処理の基本を支えるため、試験横断の共通知識として価値があります。

オプション

  • -a
    追記モードで書き込みます。
    command | tee -a run.log
  • -i
    割り込みシグナルを無視します。
    command | tee -i run.log

実行結果サンプル

  • seq 1 3 | tee out.txt
    1
    2
    3

戻り値コード

  • 0 正常終了。出力と書き込みに成功しました。
  • >0 書込先の権限不足などで失敗しました。

使用例

  • dmesg | tee dmesg.txt
  • command | tee -a run.log

よくあるエラー

  • 画面には見えたのにファイルが空
    原因: 保存先権限やパイプライン失敗の可能性があります。
    対処: 終了コードと保存先権限を確認します。

導入・互換性情報

POSIXで基本機能は共通です。

注意点 / セキュリティリスク

危険度は低いですが、機微情報を含む出力をteeで保存すると、そのままファイルへ残ります。保存先権限と保管方針に注意してください。

FAQ

  • Q. リダイレクトとの違いは何ですか。
    A. リダイレクトは片方だけですが、teeは画面表示と保存を両立できます。

関連用語

  • 標準出力
  • 標準エラー出力
  • リダイレクト
  • パイプ

参照リンク

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