概要
宛先までの中継点をたどり、どこで遅延や到達不能が起きているかを観察します。
基本構文
traceroute [オプション] 宛先詳細解説
tracerouteは、宛先へ届くまでに通る中継点を順に調べるコマンドです。TTLを段階的に増やすことで、各ホップからの応答を得て経路を可視化します。
実務では、外部サービスへ遅い、途中で到達できない、特定区間だけ不安定、といった問題の切り分けに役立ちます。
ただし、中継機器が応答しない、ICMPやUDPが制限される、経路が非対称であるなど、出力の解釈には注意が必要です。
このコマンドを使う場面
経路の可視化、遅延区間の特定、到達不能区間の切り分けに使います。
まず安全に試す方法
1. traceroute -n example.com
2. traceroute -m 5 -n example.com
3分ミッション
少しでも手を動かすと定着しやすくなります。終わった項目にチェックを入れてください。
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-nの有無で表示がどう変わるか確認します。
資格試験との関連
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LinuC レベル2
範囲: 実務的なネットワーク診断根拠: editorialtracerouteはLinuCレベル2相当の実務的な理解を深めるのに役立ちます。
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LPIC-2
範囲: 実務的なネットワーク診断根拠: editorialtracerouteはLPIC-2相当の構築、運用、障害対応の理解に役立ちます。
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共通基礎
範囲: Linuxコマンド基礎根拠: editorial試験横断で、tracerouteはLinux運用の基礎体力を支える重要コマンドです。
実行結果サンプル
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traceroute -n example.com1 192.0.2.1 ... 2 198.51.100.1 ...
戻り値コード
- 0 正常終了。経路情報を取得しました。
- >0 名前解決失敗、権限問題、到達不能などで処理できませんでした。
使用例
traceroute example.comtraceroute -n example.comtraceroute -I example.com
よくあるエラー
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途中の*を障害と決めつけた 原因: その機器が応答を返さないだけかもしれません。対処: 前後ホップや最終到達性も含めて判断します。
導入・互換性情報
既定プロトコルや権限要件に実装差があります。環境によってはtraceroute6やmtrを使うこともあります。
注意点 / セキュリティリスク
危険度は低いですが、応答しないホップを即障害点と決めつけると誤診断になります。
FAQ
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Q. pingとの違いは何ですか。 A. pingは到達性確認、tracerouteは途中経路の可視化に向きます。
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Q. 全部のホップが表示されないのはなぜですか。 A. 応答制限やフィルタリングで返答が省かれることがあります。
関連用語
参照リンク
- カテゴリー: Networking
- レベル: Practical
- 対応試験: LinuC, LinuC レベル2, LPIC, LPIC-2, 共通基礎